横浜ラポール

文字サイズ

  • 中
  • 大
  1. ホーム >
  2. 聴覚障害者情報提供施設 >
  3. 【手話・筆記通訳】筆記通訳(OHC、ノートテイク)

筆記通訳(OHC、ノートテイク)

聴覚障害者のコミュニケーション手段は、その方によってさまざまです。手話で会話する人もいますし、主に文字でやり取りする人もいます。手話をコミュニケーション手段としない聴覚障害の方に対しては、音声を文字に変えて伝える方法(筆記通訳)が有効です。

筆記通訳には、主にOHC(オーバーヘッドカメラ)を使う方法、ノートテイクによる方法、パソコンを使う方法があり、対象者(筆記通訳を必要とする方=聴覚障害者)の人数や行事の内容によって、適した方法で行います。

筆記通訳の特性

文字を書く速度(70文字/分位)は、話す速度(350文字/分位)の5分の1程度と言われています。そのため通訳者は、要約したり、略語・略号などを使って、出来るだけ話に遅れないよう工夫しています。

通訳者は、「話を聞く」→「理解する」→「聞こえたことばを要約する」→「書く」という負担の大きい作業を連続して行っています。そのため複数で交替しながら通訳を行う必要があります。
通訳者の人数

通訳者の過度の疲労を避け通訳の質を保つために、複数の通訳者でチームを組み、交替しながら通訳を行います。通訳者の人数は、拘束時間や内容で異なりますので、事前にご相談ください。派遣人数の目安は以下の通りです。

OHCの場合

・3時間未満…4人 ・3時間以上…6人

ノートテイクの場合

・1時間以内…1人 ・1~3時間未満…2人 ・3時間以上…3人

※終日の場合は、午前、午後で通訳者が交代することもあります。

筆記通訳の方法

OHCによる通訳

話の内容を透明シートに油性ペンで書き、OHCによってスクリーンに投影して通訳を行います。

対象者が不特定多数の場合に有効です。

イメージ

OHCによる通訳 配置例

セッティングイメージ

OHCを使用する通訳に必要な備品

OHC(オーバーヘッドカメラ)

透明シートに油性ペンで書いた文字を投影する機械です。筆記通訳に適さない機種もありますので、ご相談ください。なお、液晶プロジェクタも必要となります。
※横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設で貸し出ししています(無料・要予約)。

スクリーン

三脚つきで、傾斜をつけられるものが適しています。
※横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設で貸し出ししています(無料・要予約)。

ロールシート(ロール状の透明シート)

2時間の講演の講演会、会議等 … 4本位
※横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設で販売しています(1本 540円)。

油性ペン(黒)

マジックインキNo.500、ペンテルN50など。「中字」のもの。
2時間の講演で10本程度。

OHC用トランスペアレンシー(A4サイズの透明シート)

頻出語句(人名、団体名)を事前に書いておき、切り分けて使用します。
2時間の講演等で5枚程度。文房具店で購入できます。

メモ用紙

ロールシートに書いている人の横で重要語句をメモして聞き落としを補助するときに使用します。 2時間の講演等でA4を50枚程度。裏紙でも構いません。

紙袋(2つ)

使用中のロールシートや書き終わったロールシートを入れておくために使用します。
新聞の回収袋くらいの大きさが適当です。

延長コード、ビニールテープ、はさみ

ビニールテープはOHCの電源コード等を床に留めるときなどに使用します。

机、椅子

折りたたみの長机、折りたたみ椅子で結構です。

※ロールシートやトランスペアレンシー等の消耗品の購入については、ご相談ください。

ノートテイクによる通訳

通訳者は対象者の横に座り、話の内容を用紙に筆記して通訳を行います。
対象者が1人(多くて2人)の場合はこの方法で行います。

ノートテイクによる通訳 配置例

ノートテイクに必要な備品

用紙

A4サイズの紙。2時間の講演で100枚程度。裏紙でも構いません。

水性ペン

ペンテルサインペンなど。2時間の講演で、5~6本程度。
※油性は下ににじんでしまうので適しません。

付箋

10枚程度。頻出語句(人名、団体名)を事前に書いておき使用します。

机、椅子

折りたたみの長机、折りたたみ椅子で結構です。

主催者の方へお願い

セッティングについて 通訳者用の机、椅子を準備し、おおよその位置を決めてください。 スクリーンを聴覚障害の参加者から見やすい位置に設定してください。OHCは電源に接続しておいてください。スクリーンの調整は通訳者が行います。
音響について 音が聞こえないと通訳はできません。通訳者の机の位置で、音声が明瞭に聞き取れるかどうか確認してください。客席用のスピーカーでは聞き取りづらい場合は、通訳者用のスピーカーを設置する等、ご配慮ください。
資料について 通訳の質を高めるために、事前準備(学習)は大変重要です。通訳内容に関する資料(行事の進行表、会議・研修のレジュメ等)をご準備いただき、事前に提供してください。
会議等の進行について 会議の進行が早すぎたり、発言が重なったりすると通訳ができず、スクリーンやノートを見ている聴覚障害者の方が、取り残されてしまうようなこともあります。発言の際は一人ずつ、挙手して名前を言ってから話し始める等、進行にご配慮をお願いします。
筆記した文字情報の取り扱い

筆記通訳は、リアルタイムの情報保障手段であり記録を目的とした行為ではありません。議事録等の作成は主催者の責任で行ってください。書かれたものを、そのまま記録として使用することはしないでください。筆記者が書き終わった用紙は、速やかに処分をお願いします。

ただし、聴覚障害者団体に限り、議事録等作成の参考に、筆記通訳の内容(OHCシート等)の提供を行っております。その場合は、事前にご相談ください。提供しましたものについては、議事録等の作成が完了し次第、速やかに破棄してください。
※セッティング、音響については、当日通訳者同席の上、ご確認ください。
その他、何かご不明なことがありましたら、横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設派遣窓口までお問い合わせください。

〒222-0035 横浜市港北区鳥山町1752 障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール

© Yokohama Rapport. All rights reserved.