障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(以下「ラポール」という。)は、障害者(児を含む。以下同じ。)のスポーツ・文化・レクリエーション振興及び聴覚障害支援を行う市内唯一の中核拠点施設として、これまでの実績をふまえ、今後も障害者の多様なニーズに即した事業を行います。 ラポールの基本理念である「リハビリテーションサービスの向上」、「豊かな人生への支援」、「共生社会実現への取り組み」を基軸に、スポーツ・文化に関する各種プログラムの展開、地域資源との連携を強化した市域での事業を推進します。

障害者スポーツ文化センター横浜ラポール 中期目標

1.ニーズに対応した質の高いプログラム
障害者を取り巻く状況の変化を敏感に察知し、多様化するニーズや潜在的ニーズにも迅速かつ柔軟に対応して、先進的で質の高い魅力的なプログラムを提供します。
2.地域との連携
障害者の身近な地域でサービスを提供できるようにするため、事業の実施にあたってはラポールの施設内に留まらず、地域の施設や組織と連携し、市内全域で展開します。
3.効率的な施設運営
指定管理者制度の目的である、民間のノウハウを活用した市民サービスの向上と経費の節減を図るため、事業や執行体制を常に見直し、運営の効率化を進めます。
4.研修の充実と人材育成
ラポールの各種事業を担っている職員・スタッフを始め、地域や競技団体の指導者、ボランティア等の研修を充実させ、人材育成に努めます。


  1. 部門目標

利用者の多様なニーズを把握し、多くの障害者が自らの障害にあった文化・余暇活動の選択の幅を広げられるよう、様々な事業を企画・展開します。
  また、ラポールの事業により多くの方が参加できるよう、現行の広報媒体のみでなく、他の媒体も積極的に活用するなど広報活動を充実・強化し、各種情報の発信、利用方法等の再構築を進めます。
  さらに、担当職員及び文化ボランティアの資質向上のため、スタッフ向けの養成講座も充実させます。


  1. 目標の内容
1.障害者の文化活動支援

障害者文化活動の新規メニューや多様化が求められています。そこで、余暇活動の幅を広げる事業やQOLの向上に結びつく事業等の展開を図っていくとともに、民間との協働事業を進め、また、リハビリテーション専門職との連携を強化します。

(1) 障害者の文化活動に対するニーズ調査を実施し、余暇活動の幅を広げる事業の展開
(2) 民間と協働し、「見る・聞く・楽しむ場」の提供
(3) ラポール以外の会場やスポーツの地域支援事業と連携した文化事業の展開
(4) 障害者のインターネットユーザー増加に伴う支援ネットワークの構築
(5) 地域活動ホーム等の地域資源を活用したおもちゃ図書館ネットワークの拡充
(6) 高次脳機能障害者、失語症等を対象とした横浜市総合リハビリテーションセンター(以下「リハセンター」という。)との連携事業の強化及び障害と対応方法を理解するための研修・勉強会等の実施
(7) リハセンター専門職とともに、発達障害のある青少年等に対する有効な余暇活動となるアイテムの模索

2.広報活動の充実・強化

魅力的で身近に感じられるラポールを目指し、既存の広報活動を見直します。また、多くの障害者に参加していただけるよう、広報活動を強化します。
(1) 事業ごとの広報の強化とホームページを使った広報活動の充実
(2) 広報紙「ラポラポ」の記載内容の見直し・充実
(3) 現行の広報手法を見直し、効果的な広報戦略の実施

3.利用促進のための情報提供、利用しやすいシステムの構築

指定管理者制度で求められている民間のノウハウを活用した市民サービスの向上と効率的な施設運営を更に進めていくため、利用者ニーズを踏まえた新しい予約システムの導入やPR手段の拡充を図り、利用料収入増につなげていきます。
(1) 空室情報をタイムリーに提供し、ホームページから予約できるシステムの導入
(2) 平日における貸切施設の利用促進及び夜間の一般個人利用者の増加を図るため、近隣企業・団体等を始めとした定期的なキャンペーンやPR活動等の実施
(3) 連続した複数日が予約できるような新しい予約ルールの構築


  1. 部門目標
これまで実施してきた、「安全で快適なスポーツ環境の提供」、「初心者から上級者までを段階的にサポートするプログラムの実施」、「自主的にスポーツを行う個人や団体への支援」については、「健康志向」、「レクリエーション志向」、「競技志向」等の多様なニーズをふまえながら各プログラムを整備し、今後も継続的に実施していきます。
  リハセンターとの連携を強化し、両者が相補的にサービスの質的・量的な向上を図ることで、高次脳機能障害等へのきめ細やかな取り組みが出来るようサポート体制を強化します。
  また、市内の様々な場所で障害者のスポーツ活動の普及を進め、ノーマライゼーションの推進を図るため、地域支援事業の自立的推進体制の構築を目指します。


  1. 目標の内容

1.プログラムの整備

スポーツの導入から競技力の向上にいたるプログラムや健康志向・レクリエーション志向に対応するプログラム等を展開していますが、種目や対象の障害によってはまだ不十分です。そこで、スポーツ事業の柱となる指導プログラムの整備を、リハセンターや各種競技団体等と連携しながら、効果的に進めます。
(1) 対象者の障害状況と多様なニーズを踏まえたスポーツ相談の確立
(2) 障害状況や日程等で各種教室の参加が困難な対象者への個別指導体制の拡充
(3) スポーツの導入部として、障害特性を十分配慮した初心者・初級者教室の整備
(4) 技術の向上を中心に、スポーツ活動の定着に向けた中級者・上級者教室の整備
(5) 各競技団体との連携を通した、競技力向上に向けたプログラムの充実
(6) 健康志向・レクリエーション志向に対応するプログラムの充実

2.様々な障害像に対するサポート体制の強化

高次脳機能障害、発達障害、精神障害等、ラポールの利用に様々な困難が伴う方々への取り組みを進める必要があります。事業団の高次脳機能障害プロジェクトや発達障害系専門職と連携しながら、ご本人やご家族が安心して利用できるサポート体制を強化します。
(1) ラポールの全スタッフが障害と対応方法を理解するための研修・勉強会等の実施
(2) 文化事業も含め、ラポール全体で高次脳機能障害をサポートするための体制の確立
(3) 高次脳機能障害を対象としたプログラム(教室、個別指導等)の検討と実施
(4) 発達障害系に対するプログラム(教室、個別指導等)の充実

3.地域におけるノーマライゼーションの推進

身近な地域でスポーツ・レクリエーションを楽しむ環境の整備を進めてきましたが、地域に生じる多様なニーズに対応するため、量的・質的な一層の充実と地域の実情に即した区役所等関係機関との協働による自立的な継続に向け、連携システムの構築を進めます。
(1) 中途障害者支援事業を活用した、中途障害者の機能及び体力の維持・向上
(2) 市体育協会との連携により、さわやかスポーツを通したノーマライゼーションの推進
(3) 横浜F・マリノス、ベイサイドマリーナと連携した、知的障害者サッカー、障害者向 けヨットの普及振興 連続した複数日が予約できるような新しい予約ルールの構築
(4) 地域支援事業の推進体制確保を図るため、連携システム構築に向けたモデルエリアによる試行

  1. 部門目標

横浜市における唯一の聴覚障害者サービス拠点施設として、関係機関・団体との連携のもとに、聴覚障害者のコミュニケーション支援、相談支援を基軸としたサービスの改善・開発に努めます。


  1. 目標の内容

1.コミュニケーション支援体制の整備

聴覚障害者の緊急時手話通訳者派遣ニーズへの対応はまだ不十分な状況であり、横浜市及び神奈川県関係部局等と連携し、対応体制の整備を進めます。
  要約筆記通訳者については、国の制度改正にあわせた本市制度の見直しが課題となっており制度整備の調整を進めます。また、パソコンによる筆記通訳派遣ニーズ増大に対応するための通訳体制拡充方策を調整します。
(1) 横浜市と連携した派遣窓口時間外の救急対応手話通訳者体制の整備
(2) 神奈川県警通訳センター及び神奈川県・川崎市派遣窓口と連携した派遣窓口時間外の事件・事故対応手話通訳者体制の整備
(3) 国の要約筆記奉仕員から要約筆記者への制度移行と連動した本市通訳者制度の見直し調整
(4) パソコンによる筆記通訳者拡充方策(養成・登録制度の見直し等)の調整

2.人材育成の拡充

聴覚障害者の社会参加の進展、社会の高度情報化等により高度化・専門化する通訳ニーズを担っている通訳現場の課題に対応し、中堅・専門研修の拡充を図ります。また、聴覚障害者に関係する法律改正等、社会状況の変化に即応するための研修を実施します。
(1) 通訳現場の課題に対応した中堅・専門研修(4年次以上)の拡充
(2) 社会状況の変化に即応した研修の実施

3.聴覚障害者への相談支援の拡充

ろう者については、特に独居又は夫婦世帯の高齢者に生活基盤や健康に問題を抱えている方が多いにも関わらず問題が潜在化する傾向があるため、出張による相談支援の拡充を図ります。中途失聴・難聴者については、まだ事業の認知度が低い状況があるため、積極的にPRを進めるとともに、諸手続きへの支援拡充を図ります。
(1) 高齢ろう者(独居・夫婦世帯)への計画的な出張相談の実施及び関係機関と連携した支援の拡充
(2) 中途失聴・難聴者への事業PRの促進
(3) 中途失聴・難聴者への諸手続支援の拡充
経営理念・方針
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