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横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設だより 横浜ウェーブ 第87号 2003.10 |
「ニーズ調査」から 全聴情協「あり方検討会」へ 昨年度、聴覚障害者と家族の暮らしの実態と課題を明らかにするとともに聴覚障害者情報提供施設(以下「情提」)の役割を見直すことを目的とした「聴覚障害者への情報提供に関するニーズ調査・研究(以下「ニーズ調査」)」事業が実施されました。 このニーズ調査事業は、全日本ろうあ連盟が社会福祉・医療事業団の補助を受け実施したものですが、事業の趣旨から全国聴覚障害者情報提供施設協議会(以下「全聴情協」)が委員参加や事務局を担当するなど協働して実施しました。 調査は、昨年9月に情提の設置されている26地域で、各地の聴覚障害者団体と情提が連携し行われました。短期間で大変な作業でしたが、ニーズ調査に協力いただいた横浜の関係者に感謝申し上げます。多くの方々の協力により、調査票の回収は聴覚障害者1,425人、ボランティア973人、情提職員230人という大規模な調査となり、それぞれの実態が明確にされました。 調査結果と分析については、平成15年3月に報告書2冊にまとめられました。(報告書をご覧になりたい方はラポール情提まで)このニーズ調査の結果をどう受け止めるか、どう活用するかについては各団体に委ねることとしました。 ![]() 全聴情協は、設置10年を契機として、情提および協議会の事業・組織の見直しのための作業を進めてきましたが、ニーズ調査の結果を受けた情提の社会的な役割の見直しを最重点事業として位置づけています。6月に実施された全聴情協総会では、「聴覚障害者情報提供施設のあり方検討会(以下「あり方検討会」)の設置が決定されました。 あり方検討会には、関係団体として全日本ろうあ連盟、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、全国手話研修センター、全国手話通訳問題研究会、全国要約筆記問題研究会、CS障害者放送統一機構から委員参加いただくと共に、厚生労働省からもオブザーバーとして出席をいただき、これからの聴覚障害者福祉に関わるネットワークのあり方と情提の社会的役割を明確にしていく予定です。第1回検討会は、8月16日に京都で開催され、活発な議論が展開されました。あり方検討会は3回開かれ、協議結果は報告書(提言書)として本年度中にまとめられます。そして、報告書の内容を行政施策へ反映していただくように働きかけを行っていく予定です。 |
平成15年度研修会より
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去る8月31日(日)、標記の研修会を、仙台の宮澤典子氏を講師にお招きし行いました。
宮澤典子講師 テーマは「読み取り通訳について」。前半の講義では、読み取り通訳の過程についてと、読み取りができないのはなぜかという具体的なお話をいただきました。後半の実技は教材の手話語りビデオを実際にマイクで読み取るというもの。担当した方にとっても、見ている側にも、とてもよい経験になったのではないでしょうか。 当日はまだ暑い盛りだったにもかかわらず、非常勤・登録手話通訳A・Bの方合わせて83名の出席があり、皆さんの学習意欲の高さを感じさせられた研修会でした。 講義の様子と研修で使用した教材ビデオを収めたものを、通訳者学習用ビデオとして準備してありますので、先日スタートした「自習室」で復習ができます。すでに多くの方が利用し、成果をあげています。
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第3回課題別合同研修会を行いました さる9月6日(土)、課題別合同研修会を開催し、69名(非常勤手話通訳者・登録手話通訳者Aが13名、登録手話通訳者Bが56名)の参加がありました。テーマは「筆記通訳者との連携」です。 今回の研修会には横浜市登録筆記通訳者協会から登録筆記通訳者4名の方にご協力をいただきました。初めに筆記通訳者から筆記通訳の仕事内容についての説明をいただき、次に本番さながらにろう者の手話(ビデオ)を手話通訳者がペアを組んで読み取り、それを筆記通訳者がOHPに筆記するという模擬通訳をしました。その後にお互いの感想、意見、問題点などを出し合って共通理解を深めることができ、大変有意義な研修会になりました。筆記通訳者からはスクリーンや手元に集中しているために手話通訳者の声だけが頼りであるという話を聞き、改めて読み取り通訳のむずかしさ、責任の重さを皆さんが感じたようです。 今回、手話・筆記合同の実技形式の研修は初めての試みでしたが、参加者からは引き続き今回のような合同研修会を開催してもらいたいといった声もありました。 次回も更にステップアップした企画内容にしていきますので皆さんのご参加をお待ちしております。
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第3回手話通訳者専門研修会を開催しました 平成15年度第3回専門研修会は、10月6日(月)夜、非常勤と登録A手話通訳者を対象に実施しました。内容は、昨年12月の川根紀夫氏の講演(手話通訳の過程〜依頼を受けてから報告まで〜)を受けてのグループディスカッションによる「事例研修」。初めに、川根氏の講演を聞いて提出された感想文より、通訳業務に関するお互いの考え方等まとめの話があり、続いて4つのグループに分かれて、医療場面(内科診察・産科診察)の事例2題を基にディスカッション及び発表を行いました。 今回の事例は「気づきの不足した通訳例」と「通訳者の役割を越え介入をした例」の2題でした。初めての事例研修で参加者も17名(37人中)と少人数でしたが、「誰が行っても同じ通訳が出来る」という基本を共有していただくために、他の通訳者の意見を聞きながら自分の通訳を是正していただくいい機会になったと思います。通訳はチームで行うもの。点から線へ通訳が引き継がれ、より良い通訳が出来るよう窓口も含めて、集団検証の大切さを実感した研修でした。 |
聴覚障害者相談担当より
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聴覚障害者相談のご利用案内
*横浜市聴覚障害者相談員が日常生活の各種相談に応じ、関係機関と協力しながら適切な援助を行っています。横浜市内に在住の聴覚障害者(ろう者、中途失聴・難聴者)本人からの相談・その他家族や雇用主など関係する方々からの相談をお受けします。
*相談料は無料です。相談の秘密は守ります。安心して相談してください。 *相談申込は、「名前・住所・FAX/TEL・相談希望日時(第3希望まで記入)・相談内容」を書いてご連絡ください。折り返し相談員から相談日時についてご連絡します。 聴覚障害者相談 FAX045-475-2059 TEL045-475-2057
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字幕付き演劇公演を開催しました 〜字幕サークル「まじっく」奮闘記〜 去る9月28日、ラポールシアターにて、字幕付き演劇公演『わしゃ喰っちょらん』(劇団・河童座)を開催しました。この演劇は、アルツハイマーの老人を抱える家族の日常を描いた作品。社会的にも深刻なテーマと言えますが、明るく、たくましく、おじいちゃんと向き合う家族の姿は観る人に「元気」を与えてくれます。 字幕制作は字幕サークル「まじっく」が担当。この公演が決定したときからメンバーたちの苦労が始まりました。 実は、この作品は演出上のアドリブ(即興)が多く、「いかにアドリブ場面に対応できるか」が課題でした。シナリオと以前に行われた公演収録ビデオを入手し、作業に着手。劇団の練習会場にも何度か足を運び、アドリブが入る場面やシナリオの変更箇所を常に確認しながら、本番直前まで字幕データの作成・修正作業が続けられました。そして、本番。制作を担当した3名のメンバーが交代で字幕を送出。アドリブ場面にも迅速に対応し、1時間半の字幕付き公演は無事終了しました。終了後、聴障者の方々から「字幕付きでよくわかった」「身につまされた問題だったが、感動した」「これからもいろいろな演劇を観たい」等の感想が寄せられました。 ![]() 字幕付き公演は、ラポールの文化企画事業と連携して実施しており、過去には影絵・人形劇・狂言等の公演もおこなっています。最近は全国でも寄席・プラネタリウム等に字幕を付加させる取り組みがなされるようになりましたが、その数は決して多いとは言えません。今後、さまざまな催し物に字幕が付加され、聴覚障害者の鑑賞機会が増えることを願ってやみません。次は2月に恒例の字幕付き映画会を開催します。詳しくは次号でお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに! |
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*お願い*
館外貸し出しのビデオテープは、巻き戻してから返却してくださいネ。
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| 派遣人数(人) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| − | 手話通訳 | 筆記 | 情提職員 | |||
| 区分 | 非常勤 | 登録A | 登録B | − | − | |
| 8月 | 派遣 | 151 | 44 | 48 | 33 | 9 |
| 紹介 | 10 | 16 | 33 | 0 | 0 | |
| 9月 | 派遣 | 169 | 65 | 94 | 70 | 13 |
| 紹介 | 7 | 9 | 15 | 0 | 0 | |
| ライブラリー | |
|---|---|
| 8月 | 24 |
| 9月 | 34 |
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情提の動き9月・10月
9/2 横浜市中途失聴・難聴者協会と協議 9/6 登録手話B合同事業連絡会 9/6 登録手話A認定講習会 9/8 非常勤手話通訳者業務調整会議 9/11 横聴協・バッチ協会と制度見直し協議 9/27 登録手話A認定講習会オブザーバー講習 10/4 登録手話A認定講習会 10/6 非常勤・登録手話A専門研修会 10/7 横聴協・バッチ協会と制度見直し協議 10/9 全聴情協あり方検討会事務局会議(横浜) 10/10 全聴情協厚生労働省予算要望参加(東京) 10/18 登録手話A認定講習会 10/20−24 手話通訳士専門研修会職員派遣(埼玉) 10/24 関東ろうあ者相談員連絡会(東京) 10/24 登録手話B(2年次)フォローアップ 10/31 全聴情協理事会(京都) |
| スタッフの独り言
横浜ラポールわきを川が流れている。毎朝この土手沿いを歩いて出勤している。 夏は雑草が勢いよく生い茂り、私の背丈ほどになると翌朝はかすかな香りを残し、すべて姿を消している。 そういえば、このような風景にも気づかず仕事のことで頭はいっぱい、早足で職場に向かっていた頃もあった。そして朝から癒しの音楽を聞き重い足取りでうつむき加減に職場に通っていた頃なども想い出される。 11年目の今朝は秋風を顔に受け雑草に話しかけながら、落ち着いた足取りで一日の段取りを考えている。 月日の流れの速さを感じながら・・・(T.T) |
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