職員インタビュー

地域リハビリテーション部 地域支援課 理学療法士
[令和元年度現在]
業務の様子

今の業務内容は何ですか。

事業団の理学療法士は『成人』・『小児』・『地域支援』の3部門に分かれており、私は『地域支援』の部門の所属で在宅リハビリテーション事業(通称:在リハ)に携わっています。
主に、地域の支援者(区保健師・ソーシャルワーカー、ケアマネージャー等)より、在宅で生活する障害児・者・高齢者の方の日常生活でのお困りごとに関してご相談頂き、実際にご自宅に訪問してさまざまな支援を行います。
※在宅リハビリテーション事業:横浜市単独のサービスです。障害があっても住み慣れた自宅で生活を続けていくために、リハビリテーションの専門職が家庭を訪問し、各種アドバイスを提供するサービスです。

具体的にどんな仕事をしていますか?

・自主トレーニングメニューの提案・指導
・ADL(Activities of Daily Living): 日常生活動作の確認・指導
・障害に応じた福祉用具の選定・導入
・日常生活をより送りやすくする為、住宅改修についてのアドバイス
・初めて杖や車椅子等で移動される方の、公共交通機関利用時の確認・指導
・支援者や当事者を対象とした講習会等の講師

事業団を選んだきっかけ・理由を教えてください。

学生の時に小児ゼミに所属していたことや、実習の際に利用者様のご自宅の家屋調査に同席させて頂き、退院前に在宅での生活をイメージすることの難しさを実感しました。これらの経験から、小児~成人(訓練室~地域)の幅広い分野に携わることのできる事業団に魅力を感じました。

仕事をしていて、楽しさややりがいを感じるのはどんな時ですか?

障害者の方は、身体的・精神的・心理的な制約から外出機会を増やし、生活拡大を図ることが難しいことがあります。身体の麻痺があり杖や装具を使用して歩行する方や、車椅子で移動される方は、発症後初めて公共交通機関を利用する際に、どのように電車やバスに乗降すればいいのか? どこにエレベーターやトイレがあるのか? 周囲の人に迷惑をかけてしまわないか? といった様々な不安があります。私たちは、そのような方たちが公共交通機関利用をするための評価・指導を行います。初めは不安と緊張で表情や身体がこわばっていた方が、自信がついてくると生き生きとした表情になっていき、その経過に立ち会えることはとても嬉しいですし、やりがいを感じます。

事業団、または職場はどんな雰囲気ですか?

『地域支援』の部門には、現在、非常勤スタッフも含め9名の理学療法士が所属しています。ベテランで知識・経験豊富な先輩が多いので、ケースについて相談すると分かりやすく丁寧に指導してもらえます。
また、事業団には様々な職種のスタッフが在籍しており、他職種と連携することも多いため、各職種の特性や強みを知ることができ、気になったことがあれば相談しやすい環境です。

あなたの夢や目標を教えてください。

どんな些細なことでも相談してもらえるような信頼される理学療法士になりたいです。『地域支援』の部門では、訓練室での関わりと異なり、実際に生活している自宅に訪問させて頂くため、より密接に関わることが多く、身体のこと以外の相談も受けることがあります。
プライベートではスノーボードが好きなので海外の雪山でスノーボードをすることが夢です!! ヘリボードやバックカントリーにも挑戦したいですね!! 笑

業務の様子
業務の様子

1日のスケジュールを教えてください。

8:45ミーティング、メールチェック、
訪問準備
9:00訪問 or 記録 12:15休憩 13:00訪問 or 記録 17:15定時

就職活動中のみなさんへメッセージをお願いします。

利用者様のご自宅に訪問し、訓練室ではイメージしきれない生活環境を実際に見ながらアプローチできるため、より生活に寄り添った支援を行うことができます。また、在宅生活を行うために必要となるADL 動作・身体機能のことや、学生の頃には学びきれなかった福祉用具の知識を深めることができる職場です。
是非一緒に、利用者様の生活に寄り添った支援ができる環境で働きましょう!!!